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人とクルマは、
チームになれる。

クルマを思い通りに走らせたい人と、自動運転システム。
この2つのベクトルが、ゆるやかに調和できたなら。
Pairdriverは、そんな理想から⽣まれた協調操舵システムです。
クルマと⼈が一つのチームとなり、互いに⼼を通わせながら、
同じ⽬的地へと駆けていく。
そんな新しい時代がやってきました。
いつでも、どこでも、だれもが⾛る楽しさを感じながら、⾃動運転の利便性をも享受する。
便利で、ワクワクして、安全なモビリティ社会がもうそこに。

TECHNOLOGY

自動運転システムとドライバーが
シームレスに調和する。

シームレスな調和
Pairdriverは、自動運転システムと
ドライバーのハンドル操作をシームレスに調和します。
これにより、ドライバーはハンドルを介して
システムの意図を直感的に感じられます。
また、ドライバーのハンドル操作に危険がおよぶ時は、
その操作にレジスタンス反力)を与え、
ドライバーが自ら運転したい時は、
寄り添うようなガイダンスを行うなど、
システムがドライバーの操舵意図に応じた動きをします。
さらに、ドライバーの操舵意図を逐一システムが読み取り、
本来の走行ルートに組み入れて新たなルートを導き出すため、
自動運転機能を保ったまま継続的に走行できます。
フレームワークとしての役割
Pairdriverは、これまでの「ソフト・ハード一体型」とは異なり、
ソフトウェアがハードウェアに依存しない仕組みを、
独自の制御技術によって開発。
これにより、必要とされる操舵特性をソフトウェアだけで
構築することが可能に。また、新たな機能も簡単に実装できるので、
ステアリングアプリのソウトウェアフレームワークとしての役割を果たせます。

VISION

いつでも、どこでも、だれもが
安心して走れる安全なクルマを。

自動運転の課題
SAE(自動車技術者協会)は、
自動運転システムの能力に応じた自動運転レベルを定義しています。
レベル2では、ドライバーに代わって
自動運転システムがステアリングを制御できますが、
運転に関する最終的な責任は継続してドライバーが担います。
レベル3以降では、より高度な自動運転機能が利用可能ですが、
特定の状況下ではドライバーの介入が必要です。
しかし、どのレベルにおいても、
ドライバーの操舵意図が自動運転システムに
十分に反映されていないのが現状です。
結果的に、ハンドル操作時に感じる情報に一貫性や
再現性がなくなり、瞬時に適切な操作判断ができない場合があります。
めまぐるしく変化する走行環境では、
こうした運転支援機能の誤用がかえって事故を引き起こすことも。
そのため、ドライバーに過信を与えることなく、
信頼を提供できる運転支援が求められています。
開発チーム発足
このような課題に対してジェイテクトは、
30年以上にわたって培ってきた
ステアリング制御技術の知見を活用すべく、開発チームを発足。
力触覚(物に触れた時の感覚)によるコミュニケーションにフォーカスし、
従来のステアリング制御の概念を超えた新しいシステムの研究に着手しました。
そして、ドライバーとシステムが常に一体となって継ぎ目なく機能するPairdriverの開発に至りました。
自動運転技術の黎明期に発足した開発チームは、
今もなお実証と改善を続けています。
辿り着きたい未来
若者からお年寄りまで、日常生活から旅先での運転まで、
いつでも、どこでも、だれもが安心して走れる安全なクルマを提供したい。
そして、クルマがもつ本来の走る楽しさや喜びさえも感じてもらえたら。
ジェイテクトはすべての人々が幸せを感じられるモビリティ社会をめざします。

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