Pairdriverのテクノロジー

Pairdriverをカタチづくる
3つの思想

Pairdriverは、下記の3つの思想からなる制御コンセプトによって構成されています。
これらのサイクルにより、ドライバーと自動運転システムが一つのチームのように機能する走行環境を実現します。

Interaction
ハンドルから伝わる
力触覚情報によって
共通の理解を得る
Arbitration
お互いの操作意思を推測しながら、
自動運転の次の行動を適応させる
Inclusion
ドライバーの操作意思を
走行目標の
軌跡に組み入れる

Basic functions

ステアリング制御によって
向上する運転支援機能

Pairdriverの制御コンセプトを実際の運転支援機能に活用することで、ドライバーは直感的で一貫性のある操舵反力が得られ、運転支援システムの意思を認知理解しやすくなります。これにより、信頼感や安心感の醸成、さらには運転支援機能の効果と使いやすさの向上に貢献します。

01

⾞線逸脱警告機能Lane Departure Warning(LDW)

クルマが⾞線を逸脱しかけた際、その危険性をハンドルの振動によってドライバーに伝える安全機能です。レスポンスの良いPairdriverのハンドル制御によって、再現性の⾼い警告振動を実現。⾛⾏状況に応じた振動の強弱により、ドライバーはより正確に状況を把握できます。

02

⾞線逸脱防⽌機能Lane Departure Prevention(LDP)

⾞線の逸脱を防⽌するための安全機能です。システムが逸脱の兆候を察知すると、その危険性をハンドルの反⼒によってドライバーに伝えます。反⼒の強弱を⾃由に設計できるPairdriverは、リスクの度合いに応じた反⼒を伝えることが可能。⾼性能な舵⾓制御と協調操舵により、逸脱防止機能を維持しつつ、滑らかな操作介⼊を実現します。

03

⾞線中央維持⽀援Lane Centering Assist(LCA)

⾛⾏中に⾞線の中央付近をキープする運転⽀援機能です。クルマの位置とドライバーのハンドル操作に応じたガイダンス⼒(⾃然で滑らかな制御介⼊)をドライバーに伝達します。⻑年培ったパワーアシスト制御の設計ノウハウを、運転⽀援時のハンドリングフィールにも活⽤しています。

04

⾞線変更⽀援Assisted Lane Change(ALC)

ウィンカー操作の後、クルマが⾞線を変更する際にサポートする運転⽀援機能です。となりのレーンへと誘うガイダンス⼒(⾃然で滑らかな制御介⼊)をドライバーに伝達します。⾞線変更開始時の反⼒と⾞線変更中のガイダンス⼒にコントラストをつけることで、ドライバーはシステム側の意図を正しく理解できます。

05

駐⾞⽀援Parking Assist(PA)

クルマを駐⾞する際、周囲の障害物への衝突を防⽌する運転⽀援機能です。
クルマが障害物に近づくと、ハンドルの反⼒によってドライバーに注意を促します。反⼒の強弱を⾃由に設計できるPairdriverは、ドライバーの誤ったハンドル操作に対してカベのように強い反⼒を付加し、その危険性を伝えます。

Benefits 01

連続的で直感的な
ドライバーアシストを実現

Pairdriverは、⾞線中央から車線境界までの操舵反力を連続的に制御しつつ、そのリスクの度合いに応じたハンドルの反⼒でドライバーに注意を促すことが可能。また警告⾳や警告灯ではなく、ハンドルの反⼒という直感的なコミュニケーションによって運転支援機能使用時のドライバーの信頼感を⾼めます。

Benefits 02

ソフトウェアソリューションで新たな付加価値を提供

Pairdriverは、これまでのようなソフトウェアとハードウェアが一体となった仕組みとは異なり、ソフトウェアがハードウェアに依存しない仕組み(抽象化レイヤーの定義)を、独自の制御技術によって開発。これにより、カーメーカーやエンドユーザーが必要とする操舵特性をソフトウェアだけで構築し、フレキシブルかつ効率的に実装することが可能に。クルマの価値をソフトで高めるSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)時代に最適なソフトウェアソリューションとなっています。

MOVIE

Pairdriverを利用した走行動画

   

TOPTOP